−2010年の新年会

今年も、ひまわりの会(がん患者団体)の新年会は前橋ロイヤルホテルのローズルーム(9F)だった。雪化粧をした浅間山が窓いっぱいに広がる様が、がん患者の心模様にマッチし、3年連続この会場での開催となった。しかし、きままな天候にほんろうされ、この日はついに浅間の姿は見えなかった。
にもかかわらず誰ひとり、不満の声を上げなかった。患者会の27名、サポートする群馬健康づくり財団の7名、しめて34名の顔には、だれにもものを言わせない緊張感が満ちていた。
今年は、ひまわりの会が誕生して30年、全国喜びの会(がんを克服した方々の全国組織)の創立28周年に当たる。
その大会が群馬の水上温泉(水上館)で開催される。なんとしても成功させたの思いがローズルームに満ちた。
30年前に会を立ち上げた塚本顧問の真に迫る吟詠と北爪副会長の軽やかな吟詠が彩りを添えた。カラオケクラブが幕間を頂戴し、新年会を閉じた。
会員のみなさん、おからだをいつくしみながら、今年の行事の一つ一つを人生に重ね、丁寧になぞりながら、新たな年へと繋げようではありませんか。