2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

−がんセンターと日歯が提携

独立行政法人国立がん研究センター(嘉山孝正理事長)と日本歯科医師会(大久保満男会長)は8月31日、がん患者の口腔内の合併症を予防・軽減するため、連携して手術前の患者に口腔ケアを提供することを盛り込んだ合意書を取り交わした。2013年度までに、全国…

−がん幹細胞を攻撃せよ

肝臓のがん幹細胞(上)と通常のがん細胞(下)(森教授提供) 異常な細胞が増え続けるがんは、同じ性質のがん細胞の塊とみられてきたが、実は「女王蜂」と「働き蜂」の役割に似た2種類の細胞が混在することが明らかになってきた。やっかいなのが女王蜂のよ…

−浜松・松田病院「高い成功率」

大腸の粘膜表面にできた悪性腫瘍(しゅよう)などを削り取る「内視鏡的大腸粘膜下層はく離術=大腸ESD」で、浜松市西区の松田病院(松田保秀院長)が、厚生労働省から先進医療機関として県内で初めて承認された。高い成功率や多くの症例数が評価された。

−キャンサーサバイバー就労支援サービス「CANなび」が始動

- がんになっても働き続けたいと願う患者をサポートするために、キャンサーサバイバー就労支援サービス「CANなび」が始まった。この仕組みを発案したのは、がん体験者らが中心となって設立した株式会社キャンサー・ソリューションズだ。がんに罹患したことに…

−肺がん治療の今

−(1)肺葉より小単位で切除 2005年、健康診断で肺がんが見つかり、手術で右肺の3分の1を切除した東京都の主婦(77)。3か月ごとの経過観察で、08年夏、今度は左の肺に新たながんが見つかった。 CT(コンピューター断層撮影法)画像に映ったの…

−ピアサポーターの養成研修/奈良

がん患者やその家族の精神面のケアを充実させようと、県が09〜10年度に初めて実施したがんのピアサポーター養成研修が終了し、12人が巣立った。県内の病院では、がん患者同士で悩みや経験を語り合う「患者サロン」の開設が相次いでいる。県保健予防課…

−地域で支えていきたい 

住み慣れた地域や自宅で、がん治療を受けたい。人生の最期は家でみとられて迎えたい。そんな患者の願いに応えているのが、開業医が24時間対応する「在宅療養支援診療所」だ。 国のがん対策推進基本計画は在宅医療の充実をうたい、2006年度の診療報酬改…

−がん患者と介護保険

- 「末期がん等の方で、介護サービスの利用について急を要する場合は、適切な要介護認定及び介護サービスの提供を行っていただくようお願いします」――。厚生労働省老人保険局老人保健課は、4月30日、各都道府県と市町村の介護保険担当課に事務連絡を出し、が…