−晩秋の那須・日光の旅

勇壮な華厳の滝

今年の秋季研修旅行(11月14日・15日)の参加者はがん患者16人と見守り隊の5名で総勢21名。がん患者と言っても治療1年目の肺がん患者から20年を経た乳がん胃がん体験者などのベテランを交え多種多様な集団が、マイクロバスで紅葉を訪ね北関東道から東北道を混じえて目的地に向かう。
運転手は財団の課長さん、それに保健師と看護師、事務員さんがサポートするからなにが起きてもまずは心配無用。万全の体制のもとでの旅立ちである。
説明がなければ、がん患者の旅行などと察する方はまず居ない。説明を聞いても半信半疑、みなさんが小首を傾げるほどに明るい集団なのだ。老人会にしては一見お若い方が混じり、さりとて同好会といった雰囲気もしない、まさに不思議な集団が、那須の茶臼岳をロープウエイで訪れた。
今年の茶臼岳の初冠雪は10月27日だったとのこと。その雪が所々に残り、風も強い。この周辺では紅葉シーズンはもはや過ぎ、山頂付近は火山特有の岩山が寒そうだった。右手に朝日岳を見て早々に下山し、ホテルに向かう。
ホテルはエピナール那須、とてつもなく大きなホテル。3階に泊まったが確か14階まであったような気がする。料理がとても美味く、出たものの全てをたいらげ大満足。風呂にも都合4回入った。
翌日は華厳の滝から中禅寺湖中禅寺湖では小雨に見舞われたが、紅葉と男体山を一緒に眺めることが出来た。いろは坂の紅葉は峠をこえていたが、草木ダム周辺が絶好の眺め。みなさん、だいぶ寿命を伸ばすことが出来たのではないでしょうか。
ご一緒したみなさん、また次回が楽しみです。スタッフのみなさんありがとうございました。