−みなさんの一言が大事

県議会のがん対策推進特別委員会は、がん条例(案)を持参しながら、がん連協や関係団体などを訪問し最終調整をしています。
11月29日から始まる11月議会で制定される見通しです。群馬県が11県目のがん条例制定県になる可能性が見えてきました。視察と意見収集などを重ね、続く諸県のお手本にの意気込みが感じられます。
特に、事業者の責務の項で「事業者は…本人または家族ががん患者となった場合…働きながら治療し、療養し、看護する…環境の整備に務めるものとする」とし、努力義務ながら今日、焦眉となっている問題で鳥取県のがん条例を群馬県が踏襲したことで、今後の制定諸県に大きな影響力を持つことになりそうです。
さらに「財政上の措置」では、「…必要な財政上の措置を講ずるものとする」と明記し、岐阜県の条文にあった「…よう努める…」の努力義務を取り除き、条例を「絵に描いた餅」にしない決意が凝縮したように見えます。委員のひとりはここが群馬の条例の目玉と胸を張りました。
願わくは、神奈川県、愛媛県鳥取県の条例にある「見直し条項」を加えていただきたいと思います。愛媛県は「知事は実施状況を定期的に見直し必要な措置を講ずる」としています。どんなに意をつくした条例でも、時間の経過は如何ともしがたく、必要に応じて見直すことが求められますが、一旦決まった条文を変えるのは至難です。条文の中に「見直し条項」を加える最近の流れを取り入れるよう要望いたします。ちなみに、鳥取県では「見直し条項」を附則で加えました。
私は今朝ほど各委員のみなさんにお電話した後、お願い文書をFAXしました。
みなさんも、がん対策推進特別委員会の委員さんへの働きかけをお願いします。