−青森県が「がん専門サイト」開設

青森県は本年度、がんに関するさまざまな情報を集めたウェブサイト「がん情報センター」を開設する。75歳未満のがん死亡率が2004年から5年連続で全国ワーストとなっているため、がんと闘うための知識を県民と関係機関に向けて発信する。来年3月の開…

−がん対策5カ年計画を中間総括しよう

第1次「がん対策推進基本計画」は、5カ年(2007〜11年度)の3年半が過ぎ、あと1年半で第2次の基本計画に入る。第1次計画の問題点とこれまでの進捗に関する議論を踏まえ、より良い第2次計画を策定するために、さらに議論を深めていかなければならないときだ。…

−作品展は14・15日 県庁正面ロビーで

がんと闘っているひまわりの会の人たちの作品展が14日(木)・15日(金)の二日間、県庁正面ロビーに展示されます。 今年で10回目を迎えました。展示会は14日は10時〜17時まで、15日は15時までです。

−院内がん登録のデータ公表へ

国立がん研究センターと都道府県がん診療連携拠点病院でつくる連絡協議会(議長=嘉山孝正・国立がん研究センター理事長)は10月8日、各拠点病院で行われている院内がん登録の2008年集計について、施設別にデータを公表する方針を決めた。07年集計は都道府県…

−治療実績公表へ

がん医療の地域格差をなくそうと国が指定した全国のがんの「拠点病院」は、来年1月をめどに、年間の患者数や治療方法など病院ごとの治療実績を原則として公表することになりました。

−肝がんには2種類ある!

肝がんには、肝細胞のがんと、肝臓以外の臓器で発生したがん細胞が肝臓に転移したものがある。同じ肝がんでも、両者は全く異なる性質を持ち、治療法も異なる。肝細胞がんと転移性肝がんの違いを理解して、適切な治療を受けるようにしたい。

−CANPS LIVE 02の件

私はがん患者団体支援機構の個人会員です。がん患者団体支援機構が配信する、がん情報番組であるCANPS LIVE(キャンプスライブ)のホームページを紹介します。是非ご覧ください。

−日曜外来で早期発見に成果

国立がん研究センター東病院(柏市)が月2回、日曜日に新規患者の外来に取り組み、一定の成果を上げている。平日は休みがとりにくい働き盛り世代のがんの早期発見につなげる試みで、昨年10月の開始から5カ月間に受診した人の2割弱が、がんと確定診断さ…

−国立がん研究センター

独立行政法人国立がん研究センター(嘉山孝正理事長)がん対策情報センターは9月6日、国民に対して適切な情報や治療体制を提供していくことを目的に外部有識者と意見交換を行う「がん対策情報センター外部委員意見交換会」を初めて開き、がん対策情報センタ…

−末期がんの介護保険対応 

末期がん患者が在宅療養で介護保険を利用する際、要介護認定が間に合わず生前に必要なサービスを受けられない例があることが、姫路市のNPO法人の調査で分かった。病状が小康状態の場合、軽度に認定されるなど、約7割の患者の支援に課題があった。40歳…

−子宮頸がん ワクチン助成実施18% 

子宮頸(けい)がん予防ワクチンの接種費用について、関東一都六県の市区町村三百十九のうち、助成を実施(予定を含む)しているのは18%の五十六自治体であることが分かった。厚生労働省が来年度予算の概算要求に百五十億円の助成費を盛り込んだことによ…

−田中貴金属工業が発表

前立腺がんの診断キットの試作品(科学技術振興機構提供) 田中貴金属工業(東京)は1日、金の微粒子を利用した高感度の前立腺がん診断キットを開発したと発表した。血液が1、2滴あれば15分以内に判定可能で、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA(前…

−30年で死亡数倍増

食道がんの内視鏡治療をする土田知宏医長(右)=東京都江東区の癌研有明病院で 食道がんの治療で、ミュージシャンの桑田佳祐さん(54)が手術を受けた。音楽活動に復帰した指揮者の小沢征爾さん(74)も、同がんで手術を受け療養中だった。食道がんは治…

−がんセンターと日歯が提携

独立行政法人国立がん研究センター(嘉山孝正理事長)と日本歯科医師会(大久保満男会長)は8月31日、がん患者の口腔内の合併症を予防・軽減するため、連携して手術前の患者に口腔ケアを提供することを盛り込んだ合意書を取り交わした。2013年度までに、全国…

−がん幹細胞を攻撃せよ

肝臓のがん幹細胞(上)と通常のがん細胞(下)(森教授提供) 異常な細胞が増え続けるがんは、同じ性質のがん細胞の塊とみられてきたが、実は「女王蜂」と「働き蜂」の役割に似た2種類の細胞が混在することが明らかになってきた。やっかいなのが女王蜂のよ…

−浜松・松田病院「高い成功率」

大腸の粘膜表面にできた悪性腫瘍(しゅよう)などを削り取る「内視鏡的大腸粘膜下層はく離術=大腸ESD」で、浜松市西区の松田病院(松田保秀院長)が、厚生労働省から先進医療機関として県内で初めて承認された。高い成功率や多くの症例数が評価された。

−キャンサーサバイバー就労支援サービス「CANなび」が始動

- がんになっても働き続けたいと願う患者をサポートするために、キャンサーサバイバー就労支援サービス「CANなび」が始まった。この仕組みを発案したのは、がん体験者らが中心となって設立した株式会社キャンサー・ソリューションズだ。がんに罹患したことに…

−肺がん治療の今

−(1)肺葉より小単位で切除 2005年、健康診断で肺がんが見つかり、手術で右肺の3分の1を切除した東京都の主婦(77)。3か月ごとの経過観察で、08年夏、今度は左の肺に新たながんが見つかった。 CT(コンピューター断層撮影法)画像に映ったの…

−ピアサポーターの養成研修/奈良

がん患者やその家族の精神面のケアを充実させようと、県が09〜10年度に初めて実施したがんのピアサポーター養成研修が終了し、12人が巣立った。県内の病院では、がん患者同士で悩みや経験を語り合う「患者サロン」の開設が相次いでいる。県保健予防課…

−地域で支えていきたい 

住み慣れた地域や自宅で、がん治療を受けたい。人生の最期は家でみとられて迎えたい。そんな患者の願いに応えているのが、開業医が24時間対応する「在宅療養支援診療所」だ。 国のがん対策推進基本計画は在宅医療の充実をうたい、2006年度の診療報酬改…

−がん患者と介護保険

- 「末期がん等の方で、介護サービスの利用について急を要する場合は、適切な要介護認定及び介護サービスの提供を行っていただくようお願いします」――。厚生労働省老人保険局老人保健課は、4月30日、各都道府県と市町村の介護保険担当課に事務連絡を出し、が…

−がん患者・家族、遺族の声を大きくまとめがん条例に結びつけよう

議員提案でがん条例の制定をめざす群馬県議会「がん対策推進委員会」の県内調査が始まり、7月30日、群馬大学医学部附属病院、群馬県がん患者団体連絡協議会、県立がんセンターで第一回調査が行なわれました。

勉強会「こころと免疫」のご案内

がんの治療において、免疫の大切さが認識を新たにしております。自分の細胞やワクチンを利用した免疫細胞治療に関する最新のお話とがん患者さんの多くが抱える”こころ”の問題を取り上げました。人生を豊かに過ごすために「こころと免疫」を考えてみましょう。…

「がんに強い群馬をつくろう」がん政策レターから転載

さて、今回は7月3日に群馬県前橋市で行われた「がんに強い群馬をつくろう」という市民公開講座をご紹介しましょう。群馬大学医学部附属病院が主催で、「群馬県がん診療連携拠点病院連絡協議会」と「群馬県がん患者団体連絡協議会」が共催となっていました。1…

「院内がん登録」で対策データ蓄積

和歌山県内の病院で、がん患者の診療情報などを集計する「院内がん登録」が急速に進んでいる。データを蓄積してがん対策の要に活用するのが狙い。県は各病院のデータなどを集積する「地域がん登録」の運用も目指している。

がん難民つくらない

ことし4月の独立行政法人化に伴い、国立がん研究センター (旧国立がんセンター)の理事長に就任した嘉山孝正氏がこのほど「がん難民をつくらない」を筆頭に、新しく策定したセンターの「使命」を発表した。 「再発したり、がんが進行して積極的治療が受け…

肺がん患者「自家移植」 岡山大病院が成功

岡山大病院は2日、肺がん患者の片肺をすべて摘出し冷却保存した状態で患部と周辺を切除後、肺を体内に戻す「自家移植」手術に成功したと発表した。執刀した呼吸器外科の大藤剛宏講師によると、肺の自家移植成功は国内初で、冷却保存したケースは世界初。

消化器の早期がんに新治療 岡山大病院

岡山大病院(岡山市北区鹿田町)は大腸などの消化管にできた早期がんを、内視鏡に付けた特殊なナイフで切除する内視鏡的粘膜下層剥離(はくり)術(ESD)に取り組んでいる。従来のスネア(輪状のワイヤ)を用いた内視鏡切除術より大きな病変を1度に取り…

唾液分析:膵臓など3種のがん発見 

唾液(だえき)中の成分を分析し、膵臓(すいぞう)がんなど3種類のがんを高精度で診断する技術を、慶応大先端生命科学研究所などの研究チームが開発した。これまでは早期発見が難しかったがんを、患者の負担なく診断できる方法として実用化が期待される。…

(3)「がん大国」は悲しむべきことではない

――抗がん剤の効果は限られている、という話をうかがいました。しかし、「あなたに有効な治療はない」と言われると、多くの人が希望を失います。そのために、効かない治療でも続けてしまう面があります。治療を受けることだけが希望なのでしょうか。